製造部門PRODUCTION製造部門PRODUCTION
製造部

最高のゴム製品を生み出す。PRODUCTION

製造部は、
ホース製品やウェザーストリップ製品など、
弊社製品を実際に生産する部署。
まさに弊社の根幹ともいえる部署です。
これらの部署で従業員たちは
最高のゴム製品の製造をめざし、
日々の業務に取り組んでいます。

最高のゴム製品を生み出す。PRODUCTION最高のゴム製品を生み出す。PRODUCTION
製造部
  • 機能部品第一製造部

    ホース製品の製造に携わる部署

  • 機能部品第二製造部

    ホース製品の製造に携わる白山工場の部署

  • ウェザーストリップ製造部

    ウェザーストリップ製品の製造に携わる本社・安濃工場の部署

人を知る。PEOPLE

先輩社員紹介
    • 仕事内容は?

      入社以来、製造部でウェザーストリップ製品の製造を一から経験し、現在は機能部品第一製造部の部長として、全部で約250名をまとめる立場にいます。製造に関する具体的な管理や指導などは、課長や係長たちがしっかり行ってくれているため、彼らを見守りながら、みんなが働きやすい環境を整えていくのが私の役目。日々部内の状況を正確に把握し、現場の環境改善に努めています。ときには交流の場を設けるために花見やBBQの催しを企画したり、憩いの場として工場横に花畑を整備したことも。さまざまな工夫をしながら、より良いものづくり環境の整備をめざしています。

    • 心がけていることは?

      私は、経営陣や管理者から技能員に方針や方法を周知していく、いわゆるトップダウン式だけでなく、現場の技能員一人ひとりが意見を出し合って会社をより良くしていけるようなボトムアップ式の体制の確立が重要だと考えています。長年の経験が固定観念となってなかなか思い浮かばなかったアイデアが、新人技能員から出てくることもあるからです。そこで私は、とにかくみんなとコミュニケーションを密にし、意見を引き出せるようにとこころがけています。もちろんさまざまな観点から物事を考えなければいけないため、現場の意見をすべてそのまま採用できるわけではありません。しかし、採用できない意見に関しては「なぜ採用できないのか」をしっかり説明します。全製造部員に安心感を与え、みんなの道標のようなそんな存在になれたらと思っています。

    「あの人が言うのだから、きっと間違いない」安心感を与え、みんなの道標になれるように。
    • 仕事内容は?

      中勢ゴムでは、トヨタ自動車が提唱するTPS(トヨタ生産方式)を推進しています。TPSとは、必要なものを必要なときに必要な量だけ生産することで、「在庫の持ちすぎ」などのムダを排除し、高品質・高生産性・短納期をめざす生産方式。私たち改善推進室では、このTPSに基づき、生産工程の改善点を検討しています。現場では予期せぬトラブルに備え、ついつい「作れるうちになるべく多く作っておこう」となりがち。しかし、あらゆる観点から分析していくと、たとえば「この製品は1時間に10個生産できれば十分なので、たとえ生産スピードを落としてでも、その分検査項目を追加し、より品質を高めたほうが良い」などの改善点が見えてきます。製造工程の知識はもちろん、現場の状況やクライアントの要求など、幅広い知識が求められる仕事です。

    • 大切にしていることは?

      風通しの良い雰囲気が特長の中勢ゴム。社長や副社長が、自ら従業員一人ひとりの様子を見てまわり、声がけされている姿を見ると、本当にアットホームな会社だなと思います。各部署の方々もみんな気さくで話しやすい方たちばかり。とても楽しく仕事しています。もちろん、ときには意見がぶつかることも。「培ってきた自分のやり方」があるため、私たちの提案をなかなか納得してもらえないこともあります。私はそんなとき、自分の意見をしっかり伝えたうえで、徹底的に話し合い、納得できる方法を探るように努めています。「TPSに必要なのは、人を大事にすること」とトヨタグループの方が語っていた記事を見たことがあります。私も人を大事にしながら、これからも改善点をどんどん提案していきたいと考えています。

    「人を大事にすること」を忘れず、さらに質の高いものづくりを探求。
    • 仕事内容は?

      中勢ゴムには、一部の工程を協力会社に請け負ってもらっている製品があります。私の所属する受入検査係は、協力会社から戻ってきた製品を検査する部署。私は監督者として、検査員の指導や管理を担当。「サンプルボード」と呼ばれる、製品ごとに必要な検査項目の資料の作成や、検査員のみんなが円滑に検査を進められるように検査環境を整えるなどしています。私は中勢ゴム初の女性監督者。係長に昇進し、監督業務をまかされることになったときは、私に務まるのだろうかと不安でした。しかし、当時の上司から「今まで覚えてきたことをみんなに教えてくれれば、それで大丈夫」との言葉をいただき、自分なりにがんばってみようと思えるように。中勢ゴムにはたくさんの女性検査員が活躍しています。女性監督者として、彼女たちの良き理解者になれたらと思っています。

    • 中勢ゴムのいいところは?

      出産を期に私は一度退職し、育児に専念。育児が落ち着いてきたタイミングで再び、中勢ゴムにお世話になることになり、今に至ります。気づけば人生の1/3以上を中勢ゴムで働いていることに。途中退職していたとはいえ、これだけ長い期間、働き続けられてきた理由をあらためて考えてみると、やはりそれだけ働きやすい環境が整っている会社だったからだと思います。たとえば体調不良や子どもの行事などの際に、率先してフォローしてくれ、出勤スケジュールを調整してくれるまわりの仲間たち。そして、現場の一人ひとりのこともしっかり気にかけてくれ、気軽に相談に応じてくれる上司や経営陣の方々。みんなのおかげで、いい意味で気を使わずに働ける職場です。

    女性作業員の良き理解者となれる頼れる監督者をめざして。
    • 仕事内容は?

      私は、車のドアや窓枠に付けられるウェザーストリップ(W/S)と呼ばれる製品を製造するW/S製造部にて、製品の大枠を形作る押出成型工程を担当。検査員やオペレーターを経て、現在は監督者として各作業員のフォローやバックアップをしています。取り付けられる車種や年式などによって形状がいろいろ変わるW/S製品。私の担当する製造ラインでは約60種類のW/S製品を生産していますが、製造時に注意すべき点もそれぞれに異なります。さらに、たとえ同じ製品であってもその日の湿度や原料のコンディションなどにより、工程を微調整する必要があり、「昨日はうまくいっていた作業でも今日はなぜか不具合が多い」ということも日常茶飯事。つねに試行錯誤を繰り返し、作業員といっしょに「もっと良い製造方法はないか」考えながら作業にあたっています。

    • 仕事のやりがいは?

      中勢ゴムには、「QC(quality control)サークル活動」と呼ばれる製品の品質向上のためのデータ収集や分析を行う取り組みがあります。私たちの部署でも、生産している製品の不具合や歩留まり率(生産した製品の全数量の中に占める、良品の比率)などのデータを収集し、より品質の高い製品を製造するための方法を探っています。この業界の人は「ゴムは生き物」などとよく言いますが、微妙な環境の違いでさまざまな変化をみせるゴムはとても奥が深く、なかなか思い通りに加工されてくれません(笑)。だからこそ治具(加工を誘導する器具)の改良や、ゴムを膨らませる際の温度などの調整を繰り返して思い通りの結果が得られたときの達成感は格別。「いかに効率よく不良品を減らして製造できるか」。この挑戦に終わりはありません。とてもやりがいのある仕事です。

    思い通りにならないゴム。だからこそおもしろい。